2012-04-05 12:25:13
松徳硝子株式会社
松徳硝子株式会社松徳硝子は、大正11年(1922年)、村松庄太郎により、電球用ガラスの生産工場として、創業しました。その後、時代の変化により、電球も職人による手吹きから、機械による製造にとって代わり、主要製造品目をガラス器へ移行することとなりました。その後も引き続き、職人による手仕事にこだわり、数千種類にも及ぶ手作りガラス器を製造してきました。

 
中でも、電球製造で培った薄吹きの製法に磨きをかけ、「一口ビールグラス」と呼ばれ、江戸硝子として古くから、料亭や割烹で広く愛用され続けて来た薄吹きグラスのご注文を数多く頂くこととなりました。その後、この「一口ビールグラス」や、松徳硝子の原点である「電球」、そしてこれまで作り上げた数千種類にも及ぶガラス器製造のノウハウを元に、長期間に渡り、更なる品質の向上、製品イメージの図案化、技術研究開発と数々の失敗を繰り返し、平成元年、遂に理想とするグラス「うすはり」が完成しました。その後も、更なる品質の向上、技術研究開発に努め、ビール・お酒・飲み物を「より美味しく飲むことが出来るグラス」として、高い評価を得ています。また、2005年には廃棄蛍光管を原料とした「e-glass」を発表。

 

2006年、グラスとしては、日本初のエコマーク商品に認定されました。環境面に配慮したモノづくりをモットーに、2006年には、製造工程で発生する水質汚染問題に考慮し、一般的なクリスタルガラスで使われている鉛(酸化鉛)の使用を停止。それまでも法令を遵守し、鉛を使用して参りましたが、長年の技術研究開発により、鉛をバリウムで代替する技術を確立し、無鉛クリスタル(バリウムクリスタル)に変更しました。

ガラス製造について
うすはりの製造工程を簡単ですがご紹介します。

  1. 玉取り松徳硝子株式会社
    棹(さお)を使いツボからタネ(溶解したガラス)を巻き取り、棹を回しながら丁寧に息を吹き込み、下玉を吹き上げます。同じ量のタネを取り、同じサイズの下玉を作らなければならず、正確かつ繊細な感覚が求められます。下玉は、以後の吹きの工程でグラスの核となる為、基本中の基本でありながら、とても重要な工程です。
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  3. 吹き松徳硝子株式会社
    うすはりは、「型吹き」という金型にガラスを吹き込む製法で成形されます。グラス造りと言えば、吹き棹をもったこのシーンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?0.9mmの厚さのうすはりを吹く為には、熟練の技と経験が必要になります。みなさんにご愛用頂いている「うすはり」は、すべてこの様に手作業でひとつひとつ丁寧に吹き上げています。
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  5. 徐冷・選品
    吹き工程」で職人が吹き上げたグラスを徐冷炉にかけ、常温へと冷却し、ここから「仕上げ」の工程がスタートします。ガラスは透明の為、視覚的に温度を感じ辛いですが、吹き上げ後の状態で500~600度はあります。ガラスは急激な温度変化(特に急冷)に弱いので、徐冷炉(熱を加えつつコンベアで移動し、徐々に冷却する装置)で約80分かけてゆっくりとコンベアを出口へと可動させて常温まで温度を下げていきます。その後、出口で選品(品質検査)を行い、仕上げの工程へと進みます。

関連商品はこちらから→【うすはり】【e-grass】